帰国日が近づいたある晩、マッサージ嬢がポケットアルバムの写真を見ながら言った。
「この写真を見たら、きっとテッチャンのことを恋しく思うわ。」
私のデジカメのSDカードからプリントした写真だ。
「僕も思い出すよ。」
そう言うと、なぜかマッサージ嬢がきょとんとした顔をした。私は、ヌック・オーク
(นึกออก 「思い出す」)と言ったのだ。そのマッサージ嬢が言うには、ヌック・オークは「あっ!そうだ。」という時に使うのだそうだ。つまり、「思い付く」(think of)に当たる。この場合は、ヌック・トゥング
(นึกถึง)と言うのが正しいらしい。トゥングは、キット・トゥング(恋しく思う)のトゥングだ。「思い出」はクワーム・ラング
(ความหลัง)だが、ヌック・トゥング・クワーム・ラングで「懐かしむ」(long for)と辞書に載っていた。
