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2009年4月3日金曜日

書を捨て町に出よう

 ナッ(ク)・トン・ティアオ(นักท่องเที่ยว 観光客)の来ない、または知らない、客はタイ人ばかりというバーやレストランに行くのが好きだ。


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 観光客相手のバー・ビアなどで働いている女性は、かなりクローン(คล่อง 流暢に)英語を話す。「どこで英語を勉強したの。」と聞くと、たいてい、「このお店でよ。」という答えが返ってくる。しかし、タイ人しか来ない店で働いている女性は、普通英語が(あまり)話せない。だから、ホステスかウェイトレスにものすごい美人がいて、惚れて通い詰めても、こちらがタイ語を話せなければ、その恋が発展するクワーム・ペン・パイ・ダーイ(ความเป็นไปได้ 可能性)はほとんどない。その娘にヤー・サネー(ยาเสน่ห์ 「薬」+「魅力」=惚れ薬)を飲ませるわけにもいかない。たまたま日本語を勉強している女学生ということもあるが、片言の英語や日本語で会話をしたとしても、すぐに話題が尽きてしまって、ナイ・ティー・スッ(トゥ)(ในที่สุด 結局)、長続きしないだろう。
 そういう場所で、タイ語で冗談が言えたら一人前だ、と言われたことがある。私は対人恐怖症だがタイ人恐怖症ではないので、よく女性に冗談を言う。
 注いでもらったビールがこぼれた時には、「ナム・テゥアム(น้ำท่วม 洪水)だ。」と言う。(これは、水洗トイレが詰まって溢れたときにも使った。)


 「もう、ご飯食べた?」 と聞かれれば、「チョーラケー(จระเข้ ワニ)を食べた。」と答える。すると笑いながら、「ワニなんて、どこにいたの。」と聞くので、「ゲストハウスの庭を歩いてたから、捕まえて食べた。」と真面目な顔をして答える。時には、ワニの代わりにトンボとかトゥッケー(オオイエヤモリ) を使う。「そう。私は象を食べたわ。」 と切り返されることもある。


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 「仕事は何してんの。」と聞かれて、「モオ・ドゥー(หมอดู 占い師) だ。」と答えると、「ホント!私の手相みてよ。」と言われ、手を撫でまわしながら、「ふむふむ、んーと、日本人と結婚するな 。」と言って、大笑いされたりする。また、「女を買いに来た。日本に連れて帰る。」 と言い、ひんしゅくを買った失敗例もある。今考えているのは、モオ・ピイ(หมอผี 心霊術者) と答えること。
 そうそう、タイ人の友達から聞いた怖い話(実話)をすることもある。


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 チェンマイのGゲストハウスの隣の家の男性が亡くなった。夜中、まだ小さな息子が小便に起きた。ふと窓の外を見ると、死んだはずの父親が立っていた。
 ホテルのベッドの上で賭けトランプをしていた。たびたびシーツを引っ張るヤツがいる。「誰だ、引っ張ってるのは。」と言い争いになったが、みんな、「やってない。」と言う。プレー(ク)・チャイ(แปลกใจ 「おかしい,奇妙な」+「心」=不思議に思った)一人がマットレスを持ち上げると、そこに女性のソッ(プ)(ศพ 死体)があった。


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 夜中、水上家屋に女の幽霊が出た。数日前に上流で水死事故が起きていた。翌朝、家の周りを調べてみると、女性の死体が支柱に引っ掛かっていた。
 こういう話をすると、怖くて一人で寝られなくなった女の子が、アパートに誘ってくれる(かもしれない)。

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