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2009年3月12日木曜日

小さいがネズミの糞のトウガラシ

 ネーム(もち米などの入った、タイの豚肉ソーセージ)にもいろいろな種類がある。見た目はちょうどサラミソーセージに似ていて、コンビニなどで売っている。
 チェンラーイからチェンマイ行きのバスに乗った時のことだ。途中、休憩所の売店で、連れのタイ人女性がネームを買った。再び走り始めたバスの車内で、彼女がビニールをはがしたネームを私に手渡した。一齧りして5秒と経たぬ間に、口の中で大爆発が起きた。口を大きく開けてハアハアと喘いでいる私を見て、周りのタイ人たちは大笑い。隣の彼女は涙を流して笑い転げている。よく見ると、ネームの所々に緑色の粒々が入っている。

 プリッ(ク)・キー・ヌウ(พริกขี้หนู 「トウガラシ」+「糞」+「ネズミ」)だ。大きな唐辛子はそれほど辛くない。小さい奴ほど注意が必要なのだ。「小柄で喧嘩っ早い人」のことをレッ(ク)・プリッ(ク)・キー・ヌー(เล็กพริกขี้หนู レッ(ク)は「小さい」)と言う。
 「ネズミ」ついでにもう一つ。ヘッ(トゥ)・フウ・ヌウ(เห็ดหูหนู 「キノコ」+「耳」+「ネズミ」)が何だかお分かりだろうか。答えは「キクラゲ」。思わず、「座布団一枚!」と言いたくなる。

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