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2010年9月6日月曜日

亀頭でなく蛇頭?



 北タイのチェンラーイに長期滞在中の知人K氏は、行きつけのマッサージ屋のお姉ちゃんたちからンゴー・ングーと呼ばれている。随分と前に、勝手にニックネームを付けられたのだ。ンゴー・ングーというのは、タイ語のアルファベット42文字(実際には44文字だが、2字は廃字として使われていない。)のうちの一つง(蛇のング)を指す。
 マッサージ嬢たちは、なぜそんなニックネームをK氏に付けたのだろう。なぜ42文字からงを選んだのか。
 タオ・フア・ングー(เฒ่าหัวงู)という言葉がある。タオ(เฒ่า)は「老いた」、フア(หัว)は「頭」、そしてングー(งู)は「蛇」で、これはスケベ親父を揶揄して言う時に使う言葉だ。タオ(เฒ่า)を付けずにフア・ングー(หัวงู 蛇の頭)と言っても同じ意味になる。
 常に少女を探し求めてキョロキョロ、ニョロニョロする姿を蛇に喩えて(あるいは、男根のイメージがあるのかもしれない。)、ロリコンの代名詞にもなっている。だから、もし飲み屋やマッサージ屋のお姉ちゃんからフア・ングーと言われたら、喜んではいられない。ロリコンであることを茶化されているか、「このロリコン親父!」と罵られているのだから。
 K氏はそんなこととは知らず、ンゴー・ングーと呼ばれても一向に意に介していないようだ。そして、確かにK氏はロリコンなのであった。


フア・ングー/ダムロン&デンチャイ
หัวงู-ดำรง & เด่นชัย

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