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2009年2月7日土曜日

ドラえもんも一休さんもサースポー?

 思うに、私はこれまでの人生で、左利きの人と大変縁があったように思う。世界の人口のおよそ10パーセントから11パーセントの人が左利きらしいのだが、明らかにその割合を超えて、つまり、ある人が左利きの人と親しくなる一般的な確率以上に、私は左利きの人と出会ってきたと思う。
 チェンマイの食堂でクイッティアオをすすっている目の前の女を見て、また、別の女のアパートで女が化粧をするのを見て、「お前もか」と思う。タイ人女性の左利きの割合が高いとは思わない。そもそも男と女はインスピレーションのようなもので惹かれ合って一緒になるのだから、もしかしたら、右脳が発達した女と縁があると言った方がいいのかもしれない。



 タイ語で「左利き」のことをタナット・サーイ(ถนัดซ้าย)と言う。昔、チェンマイの「エイちゃん屋台」の近くに貸本屋があった。エイちゃんがよくマンガ本を借りて読んでいたが、日本のマンガの登場人物はすべてタナット・サーイだった。タイの本はすべて左からページをめくる。日本の漫画をコピーして吹き出しをタイ語に翻訳して製本する過程で、画が左右逆向きになってしまうのだ。

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