タイに来るようになり、私の「もったいない感」はそれ以上に大きくなった。 スィア・ダーイ (เสียดาย もったいない)と思うことが実に多い。食べ残しの生ゴミの山を見ては、スィア・ダーイとつぶやいてしまう。
チェンラーイのナイトバザールで女の子と食事をした時、その子がナム・トッ(ク)・ムウ(豚肉添えサラダ)を屋台で注文した。彼女は運ばれてきたナム・トッ(ク)・ムウを一口食べて、おいしくないと言い、それっきり箸を付けようとしなかった。そして立ち上がると、別の屋台にナム・トッ(ク)・ムウを注文しに行ったのだ!彼女はハイネケンビールのセールスガールのアルバイトをやっていたのだが、それほど給料がいいわけではない。私が スィア・ダーイと言うと、彼女にこう言われてしまった。
「マズイものをなんで我慢してまで食べなきゃならないのよ。」
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もちろん、そういうタイ人ばかりではない。私が居候していた家の女性は、お百姓さんが作った米一粒だって残したらもったいないと言った。但し、その後にこう付け加えた。
「おかずは残してもマイ・ペン・ラーイ(気にしない,構わない)。」
スィア・ダーイとプラヤッ(トゥ)(ประหยัด 節約する) というタイ語は、ひょっとしたら、日本人男性がタイ人女性と暮らす際に必要な言葉なのかもしれない。
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