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2009年1月4日日曜日

นมเปรี้ยว ヤクルト

  例えば、ヤクルトはタイ語で何と言うのかという疑問を持つこと、こういう「つまらない」ことがタイ語を習得するのに大事である。タイにもヤクルトおばさんがいて、ビニール袋にヤクルトをたくさん入れて売り歩いている。セブンイレブンで買うよりも1バーツ安く買うことができる。タイ語でヤクルトは、ノム・プリアオと言うそうだ。複合語の多いタイ語は、基本語彙を覚えてしまうと、理解できる言葉がどんどん広がっていく。ノムは牛乳、プリアオは酸っぱいという意味である。
 また、こんなのもある。ナム・トック・ムウという食べ物があり、屋台などでよく売っている。「焼いた豚のスパイス和え」で、見た目はとてもおいしそうなのだが、店の味付けによっては辛すぎて食べられない。プリック・キー・ヌウ(ネズミの糞のトウガラシ)が入っているためである。  ナムは「水」、トックは「落ちる」だから、「水の中に落っこちた豚を焼いたもの」かと、冗談で尋ねたことがある。意外な答えを聞いて、ちょっとびっくりした。この場合のナムは「血」、つまり豚から滴り落ちる血を混ぜて焼いているのである。
                                                                                                                      

[補足] ヤクルトは口語で、ヤークーとも言う。(外来語とタイ語の末子音の関係については機会があれば書くつもりだ。)だから、ノム・プリアオというのは乳酸菌飲料全般の呼び方なのかもしれない。                                   


 ナム・トック・ムウのレシピを見ると、「網を使って豚肉を強火で表面に焦げ目がつくまで焼いていると脂が滴り落ち、その様はまるで滝(ナム・トック)のようなことから名付けられた。」とある。そうすると、私はタイ人の知り合いにまんまと一杯食わされたわけだ。
 と思って写真を探していたら、「ナムトック仕様なので血が入ってます。」という写真を見つけた。                                                                             

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